【那珂湊おさかな市場】金目・金頭のお造り
春のいい陽気になってきたこともあり、家族で『那珂湊おさかな市場』にドライブに行ってきました。
花粉は大変厳しい季節になってきましたが。。。
那珂湊おさかな市場はひたちなか市にある茨城県屈指の観光地です。
1995年に設立された観光魚市場で、5軒の海産物販売店と7軒のお食事処で構成されています。
とても有名な観光地にもかかわらず、海産物も食事も価格が非常に安いので驚きです。
お昼は漁港内の「市場寿し(いちばずし)」でいただきました。
どのネタもとても巨大・新鮮にもかかわらずとてもリーズナブル。
一番のおすすめは「生サバ」です。
とろけます。感動です。
昼間から魚介をたくさん食べた後は、いざ魚の調達へ!!!
かなりかなりかなりかなり悩んだ挙句、
・金目(1匹:1,300円)
・金頭(Mサイズ7匹:300円)
・糸モズク(約1kg:1,000円)
・マグロ中トロ(約1kg:500円)
と、考えられないくらい安い値段でした。
いざ料理!!!
金目
まずは金目を三枚におろします。
私のお気に入りの巨大まな板(ヒバ製)からはみ出すサイズです。
頭とカマの部分は煮魚でいただきます。
炙り
それでは金目の醍醐味の「炙り」を作りましょう!
半身はすべて炙ってしまいます。
皮目をしっかり目に炙ります。
バーナー最高ですね。
皮を破かないように、かつ、金目のおいしさを存分に堪能できるように厚めに。
ぜ、贅沢すぎる。。。
刺身用の皿にぎりぎり乗りました。
うますぎる。。。
上品な白身、皮の香ばしさ、とろける油、完璧にマッチします。
お酒は焼酎を飲みましたが、少しお酒の香りが強すぎたので、日本酒が良かったかなーと感じました。
湯引き
残りの半身はいろいろと食べ比べをしてみたかったので、
・湯引き(左上)
・湯引き 大きくカット(右下)
・湯引き無し(右上のお花)
・皮なし(左下)
と、いろいろなパターンにしてみました。
湯引き
先ほどの炙りとは対照的に、皮のプリプリ感を存分に感じます。
香ばしさがない分、魚の甘さを強く感じました。
湯引き(大きくカット)
大きく切ったにも関わらず、口に入れた瞬間に身がはらりとほどけてしまい、あっという間になくなってしましました。
全部刺身じゃなくて寿司にすればよかったと激しく後悔。
湯引き無し
これは想像の斜め上をいっておりました。
皮がこんなにも固いとは思っていませんでした。
火を通すとあんなに繊細にとろける皮にもかかわらず、生のままだと全く嚙み切れません。少量にしておいてよかった。。。
皮なし
金目の一番おいしいところは身と皮の間ということですが、
あえて身のおいしさを感じてみようと思いました。
実際身の部分だけ食べてみると、上品さは十分に感じるものの、
やはり少しインパクトが少ないというか、油が少ない分淡白でした。
煮つけ
間違いないですね。
新鮮なものを短時間で煮たこともあり、ほろっほろでした。
金目が大きかったので頭の周りもカマも身がたっぷりでした。
金頭(カナガジラ)
あまり聞いたことがないと思いますが、簡単に言うとホウボウの小さいやつです。
厳密にいうと「ホウボウ科カナガシラ属」と種類は違いますが、形とか味とかは似ています。
頭がとっっっっても固いので金頭です。
どうですかこのかっこいい顔。
ただ小さい分、捌くのに手間がかかるということもあり、値段は控えめのようです。
といっても、7匹で300円ってやばくないですか。
中サイズといってもこんなに大きいのに。
もっとめちゃめちゃ買ってこようと思いましたが、金目とかもいたので我慢しました。
いっぱい買って死累累湧軍できますね。
呪術廻戦より引用
この円筒形のボディの魚ってめちゃ美味しいんですよね。
身の密度が高くて、うまみがめちゃある。
「カジカ」とかとても美味しいです。
さて、こいつも三枚におろしていきましょう。
とてもきれいな身ですね。
皮も厚いので剥ぐのは簡単です。
刺身
これもまた上品な白身だこと。
しかし金目とは弾力が全く異なります。
こっちは噛み応えのある食感、そして濃厚なうまみ。
身は小さいのですが、小さな一切れでも十分に楽しめます。
唐揚げ
唐揚げにすると、刺身と同じ魚とは思えないほど、ふわっふわになります。
とっても美味しいのですが、おいしすぎて食べるペースが上がるので、唐揚げは一瞬で無くなってしまいます。残念。
金目&金頭
あら汁
金目の骨も残っていたので、まとめてあら汁にすることに。
臭みを限りなく減らすため、少し炒ってから煮込みました。
水を入れてしばらく経つと、こんなにも白濁してきます。
やばい濃厚さ。
そしてさらに、見た目は悪いですが細かく潰します。
大切な命なので、骨の髄までいただきます。
小骨が残らないように丁寧にザルで濾します。
味付けはショウガを少し入れたのと、ごくわずかにほんだしを入れただけです。
塩でもよかったのですが、ほんだしが好きなのです。
潰さずにとっておいた(かっこいいから)金頭の頭を入れ、ネギを散らして完成。
美味しすぎました。
一生飲んでいられます。
昆布締め
金目の刺身(湯引き&炙り)、金頭の刺身を昆布でサンドしました。
この時点で厳かな雰囲気を醸し出している。
翌日の夕方にはこの通り。
この透き通る輝き。
昆布締めにしてもそれぞれの魚のうまみがはっきり感じられました。
ただ、もう少し早く昆布から出してあげて、昆布の味がもう少し薄かったらさらに魚の味が引き立っていたかもしれません。
結論
近いうちにまたドライブ行きます。
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